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2022年06月27日(月)
これまでに何度このブログにご登場いただいたかわからないK様ですが、少し前まであまりお体の状態が良くなく、お話させていただく機会も減っていました。
そんなK様も最近はずいぶん活気が戻り、先日、久しぶりにゆっくりお話させていただくことができました。
K様と私の共通点、それは何と言っても同郷だということです。
千葉県にある佐原という町を皆さまご存知でしょうか。
テレビ番組でも取り上げられることが多いので、以前に比べると、随分と知名度も観光客の数も増えたような気がします。
そんな佐原が輩出した一番の有名人が日本地図を作ったことで知られる伊能忠敬です。
私「K様、今、伊能忠敬のことを描いた佐原を舞台にした映画がヒットしてるんですよ」
K様「それじゃあ、映画館に行ってみようかしら。でも、2時間も座っていられないわ」
私「私が観に行って、感想をお伝えしますね」
K様「ありがとう。ああ、佐原に帰りたいわねえ」
私「佐原に帰ったら何がしたいですか?」
K様「色々あるわよ。一番は親戚がたくさんいるから、みんなに会いたいわ。あと、諏訪神社に行きたい」
私「K様はお祭りが大好きですものね」
諏訪神社は国指定重要無形民俗文化財に指定されている祭事で有名な神社です。
毎年、祭りの季節になると、K様は山車を曳いたり、小さな頃には山車の上に乗ったりと、大活躍されていたそうです。
しかし、そんなお祭りもここ2年は開催されず、町自体もK様がお住まいだった頃とはずいぶん変わりました。
佐原駅前には大きなホテルができ、町の中心に古くからあった商店も今は改装され、オシャレなホテルになっています。
今現在の佐原の町にとっては、何よりも観光業が大きな支えになっているのです。
私「なんだか寂しい気もしますよね」
K様「でも、諏訪神社のお祭りはなくならないし、あやめ祭りだってなくならないわよ」
つい先日まで、佐原では恒例のあやめ祭りが開催されていました。
私が子供だった頃と比べても、佐原の町は随分と変わったような気がします。
私の母校も廃校となり、今はもうありません。
だけど、佐原に帰ればやっぱり懐かしく、決して変わらないものがあることを思い出させてくれます。
K様の言葉を聞くまで、私はそんな大切なことも忘れかけていたのでした。
本日は、サービススタッフの鈴木がお送りいたしました。
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