

介護の日に始める
家族のこれから会議
11月11日の「介護の日」は、
介護への理解を深めるきっかけとして
設けられた日。
この機会に、
普段は話しづらい介護や
家族のこれからについて、
まずは30分、家族で話してみませんか。


介護の話は、
元気なうちに少しずつ。
介護の話題は、必要だと分かっていても、日常の中ではなかなか切り出しにくいものです。「まだ先のこと」と感じているうちに、気づけば後回しになってしまうことも少なくありません。
そこでおすすめしたいのが、介護の日をきっかけに、家族で30分だけ話してみること。何かを決めることが目的ではなく、まずは今分かっていることや気になっていることを共有することから始めてみましょう。
こちらのページでは、家族で話し始めるためのテーマ例や、話し合いを進めるときのポイントをご紹介します。あわせて、ダウンロードして使えるチェックリストもご用意しています。
年末年始やゴールデンウィークなど、家族で集まる機会にもぜひご活用ください。
いざというときに慌てないために、まずは30分だけ、家族で話してみませんか。
こんな方におすすめです
親御様の介護について
まだ家族で話せていない方
何から確認すればよいか分からない方
まずは短時間で話し始めたい方

まずは
"話す場"をつくることから。
「家族のこれから会議」は、介護について家族で話し始めるための場です。大切なのは、結論を出すことではなく、まず話し始めること。
介護に関することは、ひとりで抱え込んだり、誰かが一方的に決めたりするよりも、家族それぞれの考えや今の状況を少しずつ共有していくことで、話しやすくなっていきます。30分という短い時間から始めることで、気負わずに、日常の会話の延長として、自然に話すきっかけをつくることができます。
まずはこんな声かけから
家族でも分かるようにしておこうか
窓口を決めておこうか
おけると、慌てずに済みそうだね
今の情報を整理しておこうか
少し話しておけるといいね

30分で話しやすい、
基本のテーマ例。
会議では、あれもこれもと話題を広げすぎず、テーマを絞るのがおすすめです。ここでは、家族で確認しておきたい基本のテーマ例をご紹介します。
この中から話しやすいテーマを1〜2個選んでみましょう。

連絡・相談のこと
親御様といちばん話しやすいのは誰か、外部との連絡窓口や緊急時の窓口は誰がよさそうかを考えておきましょう。日常の気持ちを聞く家族と、緊急時に動く家族が別でも問題ありません。大切なのは、家族の間で情報がつながっていることです。

医療・緊急時のこと
通院や急な体調変化に備えて、医療面の情報を確認しておきましょう。かかりつけ医やお薬、これまでの病歴を把握しておくと、いざというときに慌てずに済みます。受診や入院、介護サービスや支援の相談をする際にも役立ちます。

お金・支え方のこと
費用や支援の考え方を、無理のない範囲で話してみましょう。これからの暮らしにかかる費用や、介護や支援をどこまで家族で担えそうかを共有しておくと、先の見通しを立てやすくなります。将来の負担感を少し軽くすることにもつながります。

暮らし・住まいのこと
これからの暮らし方について、希望や不安を共有しましょう。今の住まいで不安や不便に感じることはあるか、これからの暮らし方で希望はあるかを話しておくと、将来の選択肢を考えやすくなります。



「決める」より
「確認する」ことを大切に。
介護の話し合いは、無理に結論を出そうとすると負担になりやすいものです。まずは、今分かっていることを確認する場として考えるのがポイントです。
話すテーマは1〜2個に絞る
食事中ではなく、少し落ち着いた時間に話す
1回ですべて確認できなくてもよい
意見が違っても、まずは聞くだけでよい
話した内容をメモに残す
次に話す日や話題を決めておく

チェックしながら、
少しずつ話してみる。
ダウンロードできるチェックリストは、家族で話す際の参考としてご活用ください。印刷して手元に置いておくと、話す項目が整理しやすくなります。
また、チェックリストには、介護や暮らしについて困ったときに相談できる身近な窓口も掲載しています。相談先をあらかじめ確認しておくと、いざというときにも安心です。
話せた項目にチェックを入れる
話しきれなかった項目は次回に回す
話した内容をメモしておく
あとから見返せるように残しておく
家族のこれから会議
チェックリスト
チェックリストをダウンロード

介護の話は、
今できるところから。
介護に関する話は、いざというときに急に始めるよりも、少しずつ話しておくことが安心につながります。
また、介護は、家族だけで抱え込む必要はありません。分からないことや不安に感じることがあれば、地域包括支援センターや市区町村の相談窓口など、身近な専門機関に早めに相談しましょう。
介護の日をきっかけに、30分だけ家族で話してみる。
その小さな一歩が、これからの備えにつながります。

