ブログをご覧の皆さま、こんにちは！
グッドタイム リビング 千葉みなと／駅前通の看護師・鶴岡です。

９月に突入しましたが、まだまだ残暑が身体に堪えますね。
仕事帰りに滴る汗を拭いながら、ふと空を見上げると心なしか空の色が深く染まったような･･･
日没が早くなったなぁ･･･と思い、これから訪れる秋を心待ちにしている日々を送っています。
皆さまはいかがお過ごしでしょうか？


ゲストハウスでは変わらずゲストが元気に過ごされていますが、時々体調を心配されたゲストからお声がかかることがあります。
今回はＴ様との関わりについてお伝えしていこうと思います。


いつものように勤務していたある日、フロントスタッフから伝達がありました。


「Ｔ様が先程フロントにいらして、看護師さんに相談があるとおっしゃられてましたよ」


その言葉を聞いた私は、Ｔ様のお部屋に伺いました。

（普段から朝の散歩を欠かさない快活なＴ様が相談したいこと･･･一体何だろうか？）

珍しいと感じつつＴ様のお部屋のドアをノックすると、朗らかな笑顔でＴ様が出迎えてくださいました。


「実は先日受診をした時に、採血結果が出まして･･･」


こちらにどうぞ･･･と用意してくださった椅子に、一言お礼を申し上げてから腰掛けると、Ｔ様は眉をひそめながらそう切り出します。
Ｔ様のお話では採血結果で少し悪い値のものがあり、医師から塩分を控えるように言われたのだそうです。
ですが･･･


「塩分を控えるって、具体的にどの位の量のことを指しているのかしら？」


医師からは塩分を控えるように言われただけで、特にそれ以上は説明されなかったということでした。

（なるほど、それで困ってしまったのですね･･･）

今まで注意されなかったこともあり、少し不安そうにされていたＴ様。
私は暫くＴ様のお話を伺ってから、具体的な塩分制限の量について確認することにしました。

医師の指示を確認した私は、その旨をＴ様にお伝えに再度訪室しました。
私の説明を受けたT様の表情が、少しずつ和らいでいきました。


「それくらいでいいの？ 聞いてもらって安心したわ！」


安堵の表情を浮かべたT様の声が明らかに弾んでいるのが分かります。
ご安心いただけて良かった･･･とそっと胸を撫で下ろすと、T様は私の顔を見つめてこうおっしゃいました。


「以前もあなたが対応してくれた時のこと、覚えてますよ」


T様のその声は、私の胸の奥に優しく響きました。


実は以前にも何度かT様がご相談したいことがあった時、私が対応していたのです。
T様はそのことを今でも覚えていてくださいました。


「今回もあなたに助けられたわ。本当にありがとう」


そして、優し気に目を細めながらお礼の言葉をくださったのです。
その時のT様の笑顔は今でも鮮明に思い出せるほど、とても素敵なものでした。







私が出来る精一杯を全力で行い、その結果ゲストの笑顔に繋がるのでしたら。
それはとても嬉しい限りです。
今回のT様のようにゲストのお役に立てるよう、これからも精進したいと思います！




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