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2024年12月02日(月)
こんにちは。看護師の長井です。今回は「冬に起こりやすい病気」の第2弾として、「心筋梗塞」について考えてみましょう。
「心筋梗塞」と同様の成り立ちの病気に「狭心症」がありますので、併せて考えてみましょう。
心臓は全身に酸素や栄養を含む血液を送る重要な臓器ですが、心臓がしっかりと機能するためには、心臓自体にも酸素や栄養を送る必要があります。
心臓自体に酸素や栄養を送る血管を冠状動脈と言います。
下図の赤色でお示ししたのが冠状動脈ですが、その名のごとく、心臓の周りを冠(かんむり)状に取り囲んでいます。
大きく右に1本、左に2本(前と横)の3方向に分かれています。
この冠状動脈が動脈硬化などで血管内が狭(せま)くなり胸痛などの発作を起こす病気を「狭心症」と呼び、冠状動脈のどこかが完全に詰まってしまう病気を「心筋梗塞」と呼びます。
心筋梗塞の痛みは焼け火箸を当てられたような激しい痛みとも言われますが、人それぞれ違います。胸の圧迫感や口や喉のこわばりといった症状もあります。
また、狭心症の場合は胸の圧迫感などの症状が数分で失くなりますが、心筋梗塞の場合は30分以上続きます。
そのほか、心電図や血液検査の結果から狭心症と心筋梗塞の違いは明らかになりますので「何かいつもと違うな」という場合は早めに受診しましょう。
心筋梗塞を疑う場合は救急車を呼びましょう。
なぜなら、冠状動脈が詰まった状態が長く続くと、それだけ心臓の筋肉に酸素や栄養が運ばれず、壊死(えし)といって、詰まった血管の先の心臓の筋肉がダメージを受けてしまうからです。
また、冠状動脈の詰まりをとるには、カテーテル治療や薬物療法などの高度な治療が必要となるからです。
こうした治療を発症から4時間以内に行うのが良いとされています。
(日本心臓財団ホームページ:循環器病のトピックス、誰も教えてくれなかった心筋梗塞の新常識 https://www.jhf.or.jp/topics/2019/007960/ )
心臓の筋肉がダメージを受けると、全身に血液をめぐらすポンプの機能が弱まることから、心不全などの後遺症も生じる可能性があります。
まずは前回「脳梗塞」のところでもお話しました生活習慣の改善による予防と早めの受診を心がけましょう。
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