ご入居者の一日に密着 その3【グッドタイム リビング 長津田みなみ台】
2020年11月19日(木)
ブログをご覧の皆さま、こんにちは!
ケアアテンダントの柏尾です。
冬本番に向かうにつれ、全国で新型コロナウイルスの新規感染者がまた増えつつある中、皆さまはいかがお過ごしでしょうか?
例年以上に感染対策や体調管理に気を付けていかなくてはいけませんね...。
どうしても心がふさぎがちになってしまいますが、少しでも気が晴れるようなことを見つけながら過ごしていきたいですね!
そこで今回の記事では、ささやかながら私が心温まったエピソードをご紹介したいと思います♪
先日とあるゲストのお買い物のお手伝いをしたときのことでした。
ぴったりの時間にお部屋に伺うと、少し暗い表情のS様。
いつも笑顔で迎えてくださるS様ですが、どうしたのでしょうか...。
「ごめんなさいね、今日はなんだか外に出る気にはなれないから、代わりに買い物に行ってきてくれる?」
S様は毎週のお買い物をとても楽しみにされていて、荒天の日以外は必ず行かれるので少し驚きました。
伺うと体調には不安はないとのこと。
その日は雲ひとつない良い天気で風もあまりなく、気温も少し上がっていてまさにお散歩日和!という日でしたので、お話しして納得していただき、やはり一緒にお買い物に行くことになりました。

外へ出ていつものスーパーに向かう最中も、ぽつりぽつりと不安な気持ちを吐露されながら、綺麗な青空と冷たすぎない心地よい風に触れ、少しずつS様の表情が緩んでいったように見えました。
気分転換になったご様子でよかったなあ、と思いながらスーパーにてお買い物を済ませレジに向かうと、もっと嬉しいことがあったのです!
「お待ちしていましたよ!今日は金曜だから、そろそろいらっしゃるんじゃないかと思って。お顔が見られて良かったです!」
レジにいた店員の方がそう声をかけてくださいました!
毎週同じ曜日の同じ時間帯に来るS様を覚えていてくださったのです♪♪
S様「まあ!嬉しいわ、実は今日は気が進まなくて行かないことにしようかと思っていたの。あなたに会えただけでも来た甲斐があったわ。」
店員の方「お顔が見えないと心配になりますよ。また来週もお待ちしていますから、必ずいらしてくださいね!」
短い時間ながらもしっかりとS様に目線を合わせ、にこにこと手を握りながらお話ししてくださいました。
私たちはその日の青空のように晴れやかな気持ちになりながらお店を後にしたのでした!
帰り道S様は、
「毎回毎回同じようなものを買っていくからね、それで覚えてしまうんでしょう」と照れくさそうに仰られていましたが、その表情は行きの道と全く違うものでした。

「来週もあの店員の方に、いつも通りお元気なS様のお顔を見せに行きましょうね!」とお声掛けしながらも、S様以上に嬉しい気持ちになったのは私の方だったと思います。
お手伝いさせていただく役目を果たし、同時に私まで笑顔を分けてもらい、とても清々しい一日になりました!
私もこの店員の方のように、周りの人々に笑顔を共有できる存在になれたらいいな...と思いました。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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