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2020年04月27日(月)
「あそこにあるピアノは弾いても良いんですか?」
2階の廊下ですれ違ったО様はそうおっしゃいました。
私が「もちろんです」とお答えすると、О様は「そうですか」とうなずき、エレベーターに乗られました。
それからしばらくして、ふと気になった私は、また2階へと足を向けました。
О様がおっしゃった「あのピアノ」があるグッドタイムクラブサロンをのぞいてみることにしたのです。
すると、ポロンポロンとピアノの音が聞こえてきました。
やはりО様がピアノを弾いていらっしゃったのです。
鈴木「お上手ですね」
О様「あら、鈴木さん」
私がそこにいることに気づくと、О様は手を止めて、恥ずかしそうにおっしゃいました。
鈴木「なんていう曲ですか?」
О様「モーツァルトです。昔、ピアノの先生と連弾をした思い出の曲なんです」
小さな頃からピアノを習われていたというО様。
О様「私の兄弟はみんなクラシックが好きで、子供の頃からクラシックばかり聴いていたんです。ピアノだけじゃなくて合唱もやっていて、昔は音楽漬けの毎日だったんですよ」
そんなО様ですが、ここ数年は体調も優れず、音楽を聴くことはあっても、ピアノや合唱からは遠ざかっていたそうです。
О様「久しぶりに弾いてみようと思ったんだけど、全然ダメね。もっと簡単なショパンのワルツの楽譜を持ってくればよかった」
ショパンのワルツが簡単なのかどうかすらわからない私は、「そうなんですね・・・」とあいまいな返事をするのが精一杯でしたが、その時、こんなふうに思いました。
О様の中で再びピアノへの情熱が燃え上がり始めたのは、もちろんО様ご自身の体調が以前よりも良くなられたことが何よりも大きいと思います。
そして、もう一つ、現在の外出等が出来ない状況がО様がもう一度、ピアノへと目を向けた理由かもしれない、そんな風にも思ったのです。
こんな時だからこそ、以前熱中していたものに再び目を向けてみるというのも良いのかもしれません。
熱中していた当時とは違う距離感で見ることで、新しい何かに気づくこともあるかもしれません。
皆さまも、押し入れの奥の方に眠っている昔の自分に目を向けてみてはいかがでしょうか。
本日は、サービススタッフの鈴木がお送りいたしました。
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