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2020年01月27日(月)
用事もないのに、自然と足が向いてしまう。
そんな場所が誰にでもあると思います。
私の場合、それは館内にある「図書コーナー」です。
ふとした時にそこへ足を向け、
本が入れ替わっていないか確認してしまうのです。
一体、誰が本の入れ替えをしているのでしょう?
もちろんスタッフが行うこともありますが、
ゲストの皆さまが、読み終えた本を図書コーナーに寄付してくださることも多く、
いつの間にか、見たことがない本が、何冊も増えている...ということがよくあります。
その日も、私が図書コーナーに行ってみると...
ちょうどK様が本を眺めていらっしゃいました。
私 「何かオススメの本はありますか?」
K様 「そうねえ...」
K様は少し考えた後、こうおっしゃいました。
K様 「オススメは私の部屋にあるから見に来てみなさいよ」
ということでK様のお部屋へ伺うと...
キャビネットの中にたくさんの本がありました。
どうやら「有吉 佐和子」の作品が多いようです。
しかし、移り気な私は、
すでにそこに置かれていた別のものに興味が移っておりました。
私 「この写真に写っているのはご主人様ですか?」
K様 「そうよ。主人はほんとに良い人だったの」
私 「この車は?」
K様は「フフフッ」と笑っておっしゃいました。
K様 「それも主人の趣味。そういうのが好きな人だったの」
どうやら昭和11年に生産された日本車のミニチュアのようです。
K様 「あと、そこにあるブランデーもね」
オススメの本を紹介していただくはずが、
K様とご主人さまの仲睦まじさを伺い知ることが出来て、
満足して事務所へと戻ってきた私なのでした。
本日は、サービススタッフの鈴木がお送りいたしました。
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