暮らしのエピソード
Vol.16
[NEW]“やりたい”を見つけて彩りある暮らしに
暮らしのエピソード
Vol.9
ご本人、ご家族が安心できる暮らし
ご主人の看取り後、精神的に落ち込む日々。
それでも、ゲストハウスでの生活を通じて、笑顔を取り戻す。
毎日が充実した暮らし
「グッドタイム リビング」で暮らす松山 朝子(仮名82歳)さんの毎日は充実しています。朝食を召し上がったあとは、ご入居されているお友達と一緒に近隣をお散歩。昼食の後は、グッドタイムクラブに参加し、アクティビティを楽しみます。夕食までの時間は、趣味の時間。お部屋に戻って、大好きなレース編みをして過ごします。
「すっかり元気になって、本当によかったです。入居した当時を思い返すと、想像がつきません。先に旅立った父も、きっと安心していると思います」
こう穏やかな表情で話すのは、息子の和弘さんです。
介護をきっかけに、ご入居を検討
松山さんのご主人が病気で倒れて、介護が必要になったのが3年前。「これまで通り、家で過ごしたい」というご主人の希望があり、松山さんがご自宅で看てはいたものの、今度は松山さん自身が心労で倒れてしまうことに。
「このままだと、共倒れになってしまうと思い、父を説得して老人ホームを一緒に探すことにしました」と和弘さんは振り返ります。
「主人のことを考えると『本当に家を離れていいのか』と、とても悩みました。でも息子が心配するように、このままだと私もどうにかなってしまうと思い、2人で入居できるところを探すことにしました」と、松山さんは苦しい胸の内を明かします。そうしたなか、見つけたのが「グッドタイム リビング」でした。
「息子夫婦の自宅から近かったことや、スタッフの方の対応に安心感を持てたことなど理由はいくつかありますが、何より入居に躊躇していた主人が『ここがいい』と、はっきり言ったことが大きな決め手でした。館内の雰囲気がきっと心地よかったのだと思います」(松山さん)
看取り後、精神的に落ち込む日々
しかし、入居後ほどなくして松山さんはご主人を看取り、1人残されることになります。
「主人を看取った後は、虚無感に襲われ、1日のほとんどを寝て過ごしていました。今思えば、心身ともに疲れ切っていたのだと思います」(松山さん)
見かねた和弘さんは、毎週のように松山さんのもとを訪ね、スタッフも声をかけ続ける日々が続きました。
「息子やスタッフの方が辛抱強く声をかけてくれて・・・。だんだんと気持ちも前向きになることができました」(松山さん)
やがて半年が経ち、春の訪れを告げるウグイスが鳴き始めるころ、季節が後押しするように松山さんの調子も徐々に上向いていきました。
グッドタイムクラブの講師に抜てき
「最初は、近所をお散歩することから始めました。外の空気に触れることで、気持ちも晴れやかになっていきました。そうすると不思議なもので、考え方も前向きになり、いろいろなことを『やってみたい』と思うようになりました」(松山さん)
もともと、趣味で行っていたレース編みも再開。スタッフが、プロ並みの腕前の松山さんにお願いをして、グッドタイムクラブで「コースター作り」の講師をしたことも、気持ちの切り替えにつながったそうです。
「自分の得意なことを認めてもらえたような気がして、すごく自信になりました。しかも、講師として他のゲストに教える立場になるなんて想像もしていなかったので、スタッフの方から声をかけてもらったときは、とても嬉しかったです」(松山さん)
次第に本来の明るさを取り戻した松山さん。今では、コサージュや小物入れなどを作ってはお孫さんやお友達のゲストにプレゼントされているそうです。
「入居するまでは、住み慣れた家を離れることに不安がありましたが、こちらにお世話になって本当によかったと思っています。お友達もたくさんできましたし、スタッフの方も声をかけてくれるし、おかげさまで賑やかな毎日を過ごしています」(松山さん)
この言葉を聞き、和弘さんは最後にこう話してくださいました。
「父が亡くなり、母が1人になったときはさすがに心配しましたが、今は安心して見守ることができています。先に逝った父は、あのとき母が1人でも安心して暮らせるように『ここがいい』と選んだのだと思います」
すっかり笑顔を取り戻した松山さん。家族に見守られながら「グッドタイム リビング」での暮らしを楽しんでいらっしゃいます。
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