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暮らしのエピソード

脳腫瘍からの奇跡の回復

Vol.1

脳腫瘍からの奇跡の回復

脳腫瘍で倒れてからの奇跡的な回復。
寝たきり状態から外出できるようになり、毎日のお散歩が楽しみに。

元気に暮らしていたある日突然、脳腫瘍で倒れる。

昭和3年生まれの広瀬さん(仮名)は、30年前に長年連れ添ったご主人を亡くされています。以降、娘さんからの同居の誘いに応じることなく、ご主人とともに過ごした家をお一人で守り続けていました。

社交ダンスやカラオケ、旅行、園芸、水墨画など、もともと多趣味な広瀬さん。数年前にはパソコンを始めるなど、自立心旺盛に一人暮らしを楽しまれていたようですが、昨年の秋頃、自宅で突然倒れてしまいました。病院に搬送された結果、脳腫瘍と診断されたそうです。

「前日まで元気だったので、あまりに突然のことにびっくりしました」と当時を振り返るのは、長女の朋子さん(仮名)。2ヵ月後に手術をして少し回復した際に、広瀬さんご自身から朋子さんに「退院後はグッドタイム リビングに入居したい」と申し入れがあったということでした。

退院後は、本人の希望でグッドタイム リビングへ。

実は広瀬さんは倒れる前に、近所にグッドタイム リビングが開業したのを機に一人で見学されていたとのこと。そこで、自分もいずれここに入居しようと考えていたようでした。

念のために朋子さんも、グッドタイム リビングについてインターネットで調べ「ここなら間違いない」と確信。すぐに入居の手続きを始めました。しかし、契約も終わって一安心していたところ、広瀬さんの体調が急変してしまいます。

担当の医師から「これ以上、治療をすることはできません」と伝えられたという朋子さん。余命は1〜2ヵ月と宣告されました。朋子さんは、悲痛な気持ちを抱えながらも「できることなら、病院で最期を迎えてほしくない」と考えたそうです。「もっと良い環境で残された日々をゆっくりと穏やかに過ごしてほしい」そう考えた朋子さんが、グッドタイム リビングのスタッフに相談をしたところ「ありがたいことにスタッフの皆さんは、すぐに動いてくださいました」と朋子さん。受け入れ態勢を整えるため、医師からの病状説明には、ジェネラルマネージャーとナース、ケアマネジャーなど、グッドタイム リビングのスタッフが総勢4名立ち会いました。こうしたスタッフの迅速な対応に、朋子さんは「とても心強かった」と振り返ります。「医師から重い宣告をされ、決断を迫られ、今後のことなども考えると、とにかく心細く、陰鬱とした気持ちになっていたので、グッドタイム リビングの皆さんの丁寧なサポートと迅速な対応が、大きな励みとなりました」

入居後、奇跡的に回復へと向かう病状。

さらにスタッフはすぐに設備を揃え、その結果、わずか2日後には無事に入居することができました。病院からは、車いすへの移乗は身体に負担がかかるため控えたほうが良いと言われていた広瀬さん。しかし、グッドタイム リビングへの入居から3日後には、その諦めていた願いが叶うことになります。車いすに乗って、セラピーで仔ウサギを抱くことができ、さらにその一週間後にはお庭を散歩することができました。「車いすに乗る母を見たときは、本当に信じられないほど嬉しくて、とても驚きました」と朋子さんは話します。

諦めていた車いすへの移乗ができたのは、グッドタイム リビングで導入されていた、ベッド〜車いす間の移乗の負担を軽減するリフトのおかげでした。「初めてリフトで移乗されたときはびっくりした様子でしたが、今ではとても安心されているようです。時々、移乗中に安心して眠ってしまわれることもあります」とケアスタッフは語ります。朋子さんも「すーっと柔らかく、大切に母を持ち上げてくれるんです。まるで、赤ちゃんを運ぶコウノトリの袋に包まれているみたいですね」とリフトの安全性に感心された様子です。

入居当初こそ、うっすらと目を開けることしかできなかった広瀬さんですが、その後、医師も驚くほど回復し、言葉を発することができるようになりました。「初めてお言葉を発せられたときは、ご家族はもちろん、私どもスタッフも大喜びでした。ご家族の皆さんは、まるで競争するように次々とお声かけをされていましたね」と当時の様子をケアスタッフは語ります。

コンサートや散歩などを楽しむ毎日。

それからというもの、言葉を発することも、笑顔を見せることも、日ごとに増えていったという広瀬さん。今では、ご家族と一緒に大好きだったコンサートや散歩を楽しむまでに心も身体も回復されています。

入居後、広瀬さんはグッドタイム リビング内のビューティーサロンにも通うようになりました。「お肌、お綺麗ですね」と語りかけるサロンのスタッフに、広瀬さんは恥ずかしそうに顔をほころばせます。「ほんと、ずいぶん若返ったみたい。ほら、鏡を見て」と朋子さん。鏡の中で、広瀬さんは照れながらも嬉しそうに微笑みます。「母のこんな大きな笑顔がまた見られるなんて」と朋子さんは言葉を詰まらせていました。

音楽会への参加や入浴など、病院では想像もできなかった満ち足りた暮らしを送ることができていると、長女の朋子さんはグッドタイム リビングに入居してからの広瀬さんについて語ります。「ここでは、スタッフの皆さんが親身になって母に接し、些細なことでも本当の家族のように喜んでくださいます。それが母の生きる活力を刺激したのかもしれません。満ち足りた日々を過ごしている母は今、本当に幸せを感じていることと思います」

今もなお、広瀬さんは病院では叶うことのなかった安心と賑わいの日々を、グッドタイム リビングで謳歌されています。

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